治療のカギは食事にあり!! 食事療法が効く理由 食事療法の基本 合併症って?


2003 Winter

テーマ
食事療法の基本を
マスターしましょう!!

 



下記の単位配分は一例です。単位配分は独断せず、必ず主治医に決めてもらうことが原則です!
なお、この献立は第6版糖尿病食事療法のための食品交換表を使用しています。
1600kcal 20単位の例
表1
表2
表3
表4
表5
表6
調味料
11
1
4
1.5
1
1(300g)
0.5
単位配分表の詳細はこちら→



・ごはん
・納豆
・ひじきの和え物梅風味
・大根のみそ汁
・即席漬け

・牛乳(低脂肪乳)

・おろしそば
・やまいもの海苔和え
・バナナヨーグルト
・ごはん
・牛肉となすのトマト煮込み
・きのこのワイン蒸し
・コンソメスープ

・レモンティー
・果物



★ひじきの和え物梅風味
エネルギー:42kcal 蛋白質:1.3g 脂質:5.3g 糖質:5.3g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. ひじきは、もどしておく。
2. 大葉は細切り、梅干は刻んでペースト状に、もやしはゆがいておく。
3. 1.2.をボウルにいれ、ごま油、酢、砂糖、しょうゆで調味をする。
4. いりごまをちらして、できあがり。
海藻類であるひじきには、カルシウムと食物繊維が豊富に含まれています。薬に頼らず、自然な排泄を習慣づけるためにも、食物繊維を積極的にとりたいものです。カルシウムも日本人にとっては、不足しがちな栄養素です。海藻類をもう一度見直してみたいですね。
 



★大根のみそ汁
エネルギー:32kcal 蛋白質:1.7g 脂質:0.7g 糖質:4.4g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. だし汁に大根、にんじんをいれ、火が通ったら、みそで調味する。
2. 吸口として、万能ネギをちらして、完成。
ニッポンの朝に、おいしいみそ汁はかかせませんね。今が旬の大根をたっぷり使って、旬の味を楽しみたいものです。
 



★即席漬け
エネルギー:10kcal 蛋白質:0.4g 脂質:0g 糖質:1.9g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. 白菜は2センチくらいのザク切り、にんじんは千切り、大根はいちょう切り、にんにくはすりおろす。ゆずは、極細く千切りにする。
2. 1.に塩をふり、重しをのせて、しばらく置く。
3. しんなりして、水分が出てきたら、水分を良く搾り、できあがり。
白菜と大根、ゆずの風味を利かせて、一品足りないときにササっと作れる、即席漬けです。大根や白菜などの野菜類には「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムには降圧作用があり、血圧が高めの方には、薄味にしていただき、たっぷり摂っていただきたいものです。
 



★おろしそば
エネルギー:346kcal 蛋白質:21.9g 脂質:5.5g 糖質:51.2g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. 大根の1/3量はいちょう切りにし、残りはすりおろす。
2. だし汁にイチョウ切りの大根、豚もも肉をいれ、火を通す。途中アクがでてきたら、とる。
3. そばをいれ、一煮たちしたら、大根おろしをいれ、火を止める。
4. 器に移し、万能ネギを散らして、完成。
おろした大根をたっぷり使い、消化をよくしました。大根のような根菜類は、体を冷やさないので、まさに冬にぴったり。豚肉にたっぷり含まれるビタミンB1は疲労を軽減させてくれます。そばは、良質のタンパク質をはじめ、ビタミンB群が豊富です。また、それに加え、ルチンは、毛細血管を強くしてくれる栄養素でしかも低カロリーです。
 



★やまいもの海苔和え
エネルギー:95kcal 蛋白質:4.6g 脂質:0.2g 糖質:20.9g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. やまいも、きゅうりは千切りにする。
2. のりは細かくしておく。
3. 1.2.を合わせる。食べる直前にしょうゆをかける。
しゃきしゃきとしたやまいもの歯ざわりが、なんともいえません。また、ねばり成分であるアルギン酸やムチンは、胃粘膜を保護し、食欲を増進させてくれます。なんとなく元気がないときは“ねばねば食品”に注目してみましょう。
 



★バナナヨーグルト
エネルギー:80kcal 蛋白質:2.8g 脂質:1.8g 糖質:14.2g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. バナナは斜め切りにし、ヨーグルトをかける。
糖尿病だから、甘いものは厳禁・・・???なんてお考えの方も多くいらっしゃると思います。でも、量さえ守ればOKなのです。間食はなるべく、果物や自然の甘味のものにしましょう。食品交換表の表2の項にのせてあるものが望ましいです。でも、ケーキやお饅頭などの菓子類はNO。これらは、砂糖を多く含みますので、血糖や中性脂肪が高くなりやすくなってしまうためです。
 



★牛肉となすのトマト煮込み
エネルギー:298kcal 蛋白質:16.7g 脂質:34.3g 糖質:17.8g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. 牛肉は、塩コショウで下味をつけておく。
2. 茄子は1センチ巾に切る。
3. 大豆は水気を切きっておく。
4. 鍋に油を熱し、1.を炒めた後2.を入れ、やや火が通ったら、ロリエ、トマト缶を入れる。
5. 弱火にして煮込む。
6. 汁気がなくなってきたら、ロリエを取り出し、塩で調味して完成。
牛肉となすをトマトで煮込んでみました。トマトはβ−カロチンを大量に含み、強力な抗酸化作用があります。牛もも肉は、うまみが強く、煮込み料理に適しています。
 



★きのこのワイン蒸し
エネルギー:33kcal 蛋白質:2.5g 脂質:0.4g 糖質:6.4g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. エリンギとしめじは食べやすい大きさに。
2. 赤ピーマンは薄切りにする。
3. なべに1.2.を入れ、白ワインを注ぎ、アルミ箔でふたをする。
4. 中火にかけて、焦がさないように火を通す。
5. 火が通ったら、バジルと塩コショウをし、味を調える。
不溶性の食物繊維を豊富に含む、きのこ類。新顔のエリンギはすっかり食卓のおなじみになりつつありますね。油を使わず、たっぷり取れるように蒸してみました。
 



★コンソメスープ
エネルギー:10kcal 蛋白質:0.3g 脂質0g 糖質:2.3g
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. なべに水をいれ、キャベツ、にんじん、たまねぎに火を通す。
2. 火が通ったら、コンソメの素をいれ、塩で味を調える。
野菜類を薄味のスープでたっぷり摂りましょう。野菜類の摂取はビタミン、ミネラル不足の解消に役立ちます。1日の野菜類の摂取量で1/3以上を緑黄色野菜でとるようにします。特定の野菜に偏らず、多くの種類を摂るように心がけたいものです。
 



★果物
材料 単位配分表を参照→
<作り方>
1. バレンシアオレンジは、くし型に切る。
 


トピックス 〜大根〜
季節を問わず、一年中食卓に登場することの多い大根ですが、一番おいしい旬は、秋から、冬にかけて(10下旬〜2月)なのです。この時期の大根は、水分、甘味共に豊富で、まさに今がおいしい時期。

品種としては、葉に近い部分が緑色をした青首大根が一番多く出回っているそうです。品種は豊富で、その他、貝割れ大根、聖護院大根、練馬大根、ラディッシュ、桜島大根や守口大根など挙げられます。

大根中の栄養素は、ビタミンCが豊富。(特に葉の部分に多く、その量は100g中53mg)。冬のビタミン不足を解消するには、うってつけですね。また、消化を助ける、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が豊富なので、胃の弱い方には特におすすめです。

そして、大根の辛味の主成分は、イソチオシアナ−ト類といい、すりおろすことによって初めて組織が破壊されると、ミロシナーゼという酵素によって造られます。しかし、大根おろしを放置しておくと不思議なことに、大根特有の辛味が消失してしまいます。一般に、大根は尾の部分や皮の部分が辛いので、大根おろしには頭部、または皮を剥いた状態で使用することが望ましいと思います。

料理のレパートリーとしては、おでんやふろふき大根、切り干し大根、ブリ大根、おみそ汁や漬物、サラダや和え物まで淡白な味のせいか幅広く使うことができるでしょう。また、白い根の部分だけでなく、栄養豊富な葉の部分も残さず料理しましょう!

 

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