治療のカギは食事にあり!! 食事療法が効く理由 食事療法の基本 合併症って?

2005 Autumn
テーマ
野菜をたっぷり
食べよう。
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糖尿病メニューとレシピ
2005年秋
(PDF:1.95MB)

A4横・中折


総エネルギー:1712kcal たんぱく質69.8g 脂質:36.8g 糖質:276.8

・ごはん
・なめこと三つ葉のおろし和え
・モロヘイヤ納豆
・まいたけのみそ汁
・つけもの


・いなりずし
・にんじんとひじきのサラダ
・れんこんの梅肉和え
・すまし汁
・くだもの
・牛乳


・ごはん
・鶏肉のくわい焼き
・ゆかり大根
・もやしのおかかサラダ



★なめこと三つ葉のおろし和え
材料  大根 50g
なめこ 10g
三つ葉 20g
酢 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
<作り方>
1. 大根は皮をむき、おろす。なめこはゆでる。三つ葉はさっとゆでて、よく汁を切り、2センチくらいに切る。
2. 酢としょうゆは合わせておく。
3. 1.を合わせ、器にもり、2.をかける。
なめこと大根おろしがさっぱりとしていて、胃に優しく朝にぴったりです。
 



★モロヘイヤ納豆
材料  納豆 1パック
モロヘイヤ 20g
しょうゆ 小さじ1弱
からし お好みで
<作り方>
1. モロヘイヤは葉のみを茹で、水にとり刻む。
2. 器に納豆とモロヘイヤを入れ、よく混ぜる。
3. しょうゆとからしで味をつける。
モロヘイヤはゆでて刻むと粘りが出てきます。納豆と合わせることによってさらに粘りが増しておいしくなります。モロヘイヤはみそ汁や和え物にしてもおいしいですね。
 




 

★いなりずし
材料  ごはん 150g
酢 小さじ1
油揚げ 1枚
しょうゆ 小さじ1
みりん 小さじ1
だし汁 300cc
<作り方>
1. 油揚げは半分に切り、沸騰した湯に入れ油抜きをする。
2. だし汁、みりん、しょうゆを入れた鍋を沸騰させ、1.を入れる。
3. 2.が冷めたらごはんを詰める。
油揚げの味付けは甘辛く濃いものが基本ですが、これはだしを効かせ薄味にしてみました。油揚げにもごはんにも砂糖は使いませんでした。使うとしましたら、低カロリー甘味料が良いでしょう。だしはインスタントの顆粒タイプは使わず、カツオ節等から取ったものがよりおいしいと思います。



★にんじんとひじきのサラダ
材料 

にんじん 40g
ひじき(乾燥) 3g
プロセスチーズ 20g
しょうゆ 小さじ1
酢 大さじ1
たまねぎのすりおろし 大さじ1

<作り方>
1. にんじんは千切りにし、サッとゆでる。
2. ひじきは戻しておく。
3. チーズは角切りにする。
4. しょうゆ、酢、たまねぎのすりおろしは合わせる。
5. ボウルに1.3.を入れ、4.をかける。
チーズとひじきにより、カルシウムの量が豊富になりました。
 



★れんこんの梅肉和え
材料 

れんこん 120g
梅干し 1個

<作り方>
1. れんこんは皮をむき、薄切りにして酢水にさらしておく。
2. 鍋に湯を沸かし、酢を少々入れ、れんこんを湯通しする。
3. 梅干しは包丁でたたき、ペースト状にする。
4. ボウルに1.2.を合わせ、器に盛り、七味唐辛子をかける。
 



★鶏肉のくわい焼き
材料  鶏肉(もも肉皮なし) 60g
さといも 中3個
貝割れ菜 30g
小麦粉 適宜
油 大さじ1
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1と半分
酒 大さじ2
ねぎのみじん切り 大さじ1
しょうがのみじん切り 大さじ1
<作り方>
1. さといもは皮を剥き、ゆでる。ぬめりを落とすことがポイントです。ゆであがったら、1センチ幅に切る。
2. 酒、しょうゆ、みりん、しょうが、ねぎを合わせ、タレをつくる。
3. さといもに小麦粉をつけ、油の半量を使い、フライパンでうすく焼き色がつくまで焼く。焼けたら、一旦皿にあける。
4. 次に残りの油をフライパンに熱し、鶏肉に小麦粉をつけ焼く。焼けたら、3.を戻し、タレを2/3量のタレを入れ煮つめる。
5. 皿に貝割れ菜を盛り、4.を盛りつけ、残りのタレをかける。
甘辛いタレが小麦粉をつけて焼いたさといもと鶏肉によく絡みます。
 



★ゆかり大根
材料  大根 40g
ゆかり(シソの葉ふりかけ) 小さじ半分
<作り方>
1. 大根は皮を剥き、太めの拍子木切りにする。少々の塩でもんでおく。
2. ゆかりをかけ、冷蔵庫で休ませると冷たく味が染みておいしくなります。
 



★もやしのおかかサラダ
材料  もやし 80g
かつお節 10g
しょうゆ 小さじ1
<作り方>
1. もやしはゆでる。ひげ根を丁寧にとると水っぽくなりません。
2. ゆでたもやしを器にとり、かつお節としょうゆをかける。
 



今回の食事内容のバランスを見ていきますと、エネルギー、炭水化物、たんぱく質、脂質はほぼ基準通りです。乳製品や海藻類が多いので、カルシウムや鉄分がたっぷり摂れます。野菜類が多いせいか、ビタミン類はたっぷり。ビタミンAが多いのは、にんじんが多く使われているためと思われます。にんじんのビタミンはカロテンなので、過剰でも心配はありません。糖尿病食は健康な方々にとっても、栄養バランスの摂れた理想的な食事です。

エネルギー
(kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
カルシウム
(mg)

(mg)
ビタミンA
(μg)
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンC
(mg)
今回の栄養量 1712 276.8 69.8 36.8 817 13.4 1508 1.54 1.5 190
1日に摂りたい
目標栄養量
1600 240 60 44 600 12 540 0.8 1 100
充足率(%) 107 115 116 84 136 112 279 192.5 150 190


トピックス 〜糖尿病と調味料について〜
糖尿病食を料理するにあたって、使用に制限のある調味料と制限のない調味料にわけることができます。

まず、制限のある調味料は
○トマトケチャップ
○みりん
○みそ
○酒かす
○はちみつ
○さとう
○カレールウ ハヤシルウ
○ドレッシング
○マヨネーズ

これらはエネルギー量があるので、単位換算に含みます。

制限のない調味料は
○酢
○塩
○しょうゆ
○酒
○ぶどう酒(ワイン)
○こしょう等スパイス類

「酒やぶどう酒にはエネルギーがあるのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、酒やぶどう酒はアルコール分のエネルギーがほとんど。これらを料理に使う際、アルコール分は加熱によって飛んでしまうので心配はありません。

しかし、調味料には塩分を多く含むものが多いので、高血圧の予防や腎臓をいたわる意味でも、使用は最小限に止めたいものです。今回のいなりずしでは、酢めしや油揚げの味付けに砂糖が使えず苦労しました。苦し紛れかもしれませんが、おいしいダシを効かせて、最後は薄味に慣れていくことが一番です。

飽食の昨今、様々なおいしい料理を口にすることができるようになりましたが、健康と食事を考えたとき、私たち日本人には伝統の和食が体にも心にも良いのです。

 

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